やさしいロゴマークに関わる用語集。

 

 


ロゴマーク

 

ロゴマークとは、企業や団体を象徴するためにシンボルマークとロゴタイプを組み合わせてデザインされたものです。しかしこの名称は和製英語ではっきりとした定義がありません。

 

 

 


 

シンボルマーク

 

 

シンボルマークとは、会社や団体などを象徴するために作られた図案のこと。よく見かける会社名の隣にくっついている絵柄がこのシンボルマークです。私たちに馴染みの深い家紋も家系を象徴するために作られた図案なのでシンボルマークの一つだと言うことができます。シンボルマークは記号であったりイラストであったりいろいろですが、メッセージを視覚化して第三者にとって識別しやすくする目的で制作されたものです。

 

 

 


ロゴタイプ

 

ロゴタイプとは、装飾された文字のことです。会社のロゴマークでいうと会社名の文字部分がこのロゴタイプにあたります。シンボルマークとこのロゴタイプを合わせてロゴマークと呼ぶことが多いのですが、これは日本だけの呼び方で、はっきりとした定義がないのが現状です。中にはロゴタイプのみでシンボルマークのない会社もあります。SONYやCanonなどはその代表的な例です。またファッションブランドもロゴタイプのみで作られているものがとても多いです。

 

 

 


aiファイル (エーアイファイル)

 

aiファイルとは、Adobe Systems社のグラフィックスソフト「Adobe Illustrator」で使われる標準ファイル形式です。名刺印刷など印刷所にデータを入稿する際に使われるファイル形式で、形状を数式で保存するためファイルの容量がとても小さく、どんなに拡大しても画質が落ちることがありません。

 

 

 


epsファイル (イーピーエスファイル)

 

epsファイルとは画像を保存するためのファイル形式です。ベクトル画像とビットマップ画像の双方を一緒に保存できます。このファイルはIllustrator、Photoshopなどのグラフィックスソフトで開くことが可能です。

 

 


pdfファイル (ピーディエフファイル)

 

どんなコンピュータ環境でも文章などのレイアウトやデザインが同じように表示できるように開発されたファイル形式です。印刷も可能なのでパンフレットやカタログなどの配布によく利用されるファイル形式です。このファイルを開くにはPDF Readerが必要ですが、パソコンには通常標準でインストールされていますのでクリックすれば開くことができます。またグラフィックスソフト「Adobe Illustrator」で開けば編集することも可能です。

 

 


jpgファイル (ジェイペグファイル)

 

jpgファイルとは画像を圧縮して保存するファイル形式です。写真を保存するのに一般的に使われている保存形式で、ビットマップ画像を保存します。人の目には見えない細かな部分の色の違いなどを省略して画像を圧縮し、ファイルの容量を小さくしています。

 

 


pngファイル (ピングファイル)

 

pngファイルとは特にウェブで使われるために開発された画像の保存形式です。ピングファイルと呼ばれるこのファイル形式は背景を透明にして保存できる上、グラデーションなども綺麗に再現できます。ロゴマークを背景を透明にしてこのファイル形式で保存しておけばホームページの背景の色に関わらず配置できるのでとても便利です。

 

 


圧縮ファイル

 

圧縮ファイルとは圧縮プログラムを使ってファイルの容量を小さくしたファイルのことです。ファイルをメールに添付して送る場合、ファイルの容量が小さいほど扱いやすく時間も節約できます。通常1MBぐらいのファイルでもメール添付して送る場合、圧縮して送信します。このファイルを開くにはダブルクリックまたは解凍ソフトで解凍します。MACまたはWindowsでは標準機能でZIP形式の圧縮及び解凍に対応しています。

 

 


フォント

 

フォントとはコンピュータや印刷で使う文字の形やスタイルをセットとしてまとめたデータのことです。要するにデザインされた文字のこと。書体と同じ意味で使われることも多く、ゴシック体、明朝体、楷書体など様々な種類があります。

 

 


CMYK (シーエムワイケー)

 

CMYKとは印刷に使われる色の表現方法。色の3原色(赤、黄、青)に黒を加えた4色で色を再現します。ロゴマークなどの印刷物を製作する場合、この4色のパーセンテージで色指定したファイルを印刷業者に渡します。

 

 


RGB (アールジービー)

 

RGBとは主にテレビやモニターに使用されている色の表現方法です。光の3原色、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色を混ぜ合わせて色を再現します。印刷などのインクでの表現方法とは逆で、全ての色を重ねた時に白くなります。

 

 


 

PANTONE  (パントーン)

 

Pantone 社が提供しているカラーマッチングシステムです。印刷物を特色で印刷したい時に使用します。各色に番号のついた色見本帳が販売されていて印刷した時の色合いが確認できます。

 

 


画像解像度

 

画像のピクセルの密度を表す数字です。1インチの中にいくつのピクセルが並んでいるかを表していて、1インチの中に100個のピクセルがあれば100dpiと呼ばれます。通常モニター上に表示するには72dpi、印刷するには300dpiが必要です。モニター上に表示するのにピクセル数が少なくていいのは、人間の目が光っているものを見ることに鈍感であるため72dpiあれば十分綺麗に見えてしまうためです。

 

 


illustrator (イラストレーター)

 

 

Adobe Systems社が販売するグラフィックスソフトです。イラスト制作やロゴマーク作成には欠かすことのできないソフトです。Photoshopとともに印刷業界やデザイナーの定番のソフトとなっています。illustratorの使い方にご興味のある方はLOGOトレイナー」をぜひご覧ください。ロゴ制作に欠かせない基本的な仕様方法をご紹介しています。

 

 


Photoshop  (フォトショプ)

 

Adobe Systems社が販売する画像編集ソフトです。 主に写真を編集するのに使います。顔写真のシワを取ったり、ホクロやシミを取ったりなど雑誌や広告の写真は必ずと言っていいほどこのソフトが使われています。

 

 


特色印刷

 

特色印刷とは、通常のカラー印刷では表現できないような色を特色を使用して印刷する方法です。金や銀色または蛍光色などもあり、Pantoneカラーの色見本から指定します。通常印刷よりも高価となりますが、とても綺麗な色に仕上がります。

 

 

 


ベクトルデータ

 

 ベクトルデータとは、画像を点の座標や線のデータをもとにして演算によって再現されているグラフィックデータのことです。変形が自由自在にでき、拡大しても画像が荒くなることがありません。

 

 

 


ビットマップデータ

 

 ビットマップデータとは、画像を四角いドットの集まりとして表現するグラフィックデータのことです。写真はほとんどがこのビットマップデータで保存されます。

 

 


オフセット印刷

 

オフセット印刷は通常4色の色を掛け合わせて色を表現しています。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印刷版にそれぞれのインキがのせられて紙に転写されます。

正確な色調を表現できる。大量に印刷すると単価がオンデマンド印刷よりも安い。などのメリットがある反面、印刷まで時間がかかる。少量だと単価が高くなる。などのデメリットがあります。